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​香川漆芸若手作家による

彫りと色彩 漆の魅力展

藤村  由

Yui Fijimura

蒟醤短冊箱「夏隣」幅9.0×奥行40.0×高7.5cm

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蒟醤盆「黒猫」 径31.0×高さ1.6㎝

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蒟醤盆「黒猫」(裏面)

藤村さんへの3つの質問

質問1 漆芸の魅力はなんだと思いますか?

 現在使い勝手が良く耐久性のある塗料や接着剤が開発されており、自分も便利に使用していますが、それらが千年後にどのような状態で残っているのかは誰にも分かりません。千年以上前の塗膜が現存しており、なおかつ美しさを保っているという事実が漆の魅力だと思います。

質問2 それはどうすれば後世へ伝えていけると思いますか?

 国内での漆の生産がごくわずかである上、我々が目にする製品も高価なものでしかないなら、一般的な家庭生活の中に漆が必要とされる場面はもはや無いのかもしれません。

 後世に受け継いでいくべき美術品や建築物の保存に必要なとき、漆がきちんと使えるように、国の政策として植樹の促進や技術の継承に努めるべきだと思います。

質問3 あなたは誰に向かって作品を作っていますか?

 販売を目的としたものは自分と同世代のお客様に向けて。それ以外は家族に向けて制作しています。

藤村 由(ふじむら・ゆい)◎自己紹介

 日々の生活の中で目にする自然の中で、心打たれた情景を作品で表現している。装飾品は、自分と同年代の方に気軽に身につけていただけるものを目指して制作している。

1978年 高知県生まれ

2001年   京都市立芸術大学美術学部卒業

2002年   香川県漆芸研究所入所

2005年   香川県漆芸研究所研究生課程修了

同  年 第22回日本伝統漆芸展入選

同  年 第48回伝統工芸四国展日本工芸会賞

2006年   第23回日本伝統漆芸展入選

2007年   第24回日本伝統漆芸展入選

同  年 第50回伝統工芸四国展五十周年記念岡田常夫賞

2008年   第55回日本伝統工芸展入選

2009年   第56回日本伝統工芸展入選

同  年 第26回日本伝統漆芸展入選

2011年   第58回日本伝統工芸展入選

2012年   第29回日本伝統漆芸展入選

2013年   第30回日本伝統漆芸展入選

坂本素行作 象嵌珈琲碗
​坂本素行 作 象嵌珈琲碗
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